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大地と水と風とひとのからだと

子どもたちの夏休みも残りわずか。

・・・と思えないほどの暑さが続いています(汗)

6月から続いた夏風邪やコロナの余波が続き、先月は咳や鼻水の方が多く、

8月は暑さと湿気と台風で体調の悪い人が激増、

熱中症で発熱嘔吐という方もいらっしゃいました。


台風や線状降水帯の発生で、今年も多くの被害が出ましたし、

今年は〇〇の地域で・・・のニュースが毎年のこと、となってしまいました。

歯がゆい思いばかりです。


先日オンラインで観た映画「杜人」。

全国で頻発する豪雨災害は本当に「天災」なのか?

環境再生医 矢野智徳氏が 個人のお庭から東北の震災後の土地、

福島県三春の桜、豪雨災害に遭った広島の被災地・・・

日本各地あらゆるところをスコップ1本、ショベルカー1台で

生き返らせていくドキュメントフィルムなのですが、

矢野氏の緑と大地を見る目と手、とらえ方がすごい。


台風や豪雨で被害が出る地域の土地は、

人間でいえば脳梗塞や心臓発作を起こしたようなもの、

土砂崩れは、大地の深呼吸。

濁流は宇宙の渦とつながっている。

息をふさがれるからそれを取り戻そうとしている。

息をしている限り、あきらめない。

と、溝を掘り、杭を打っていく姿は、まさに「医師」。

「自然界に直線なんてないからね、こうやって空気と水を通すんだ」と、

わざとくねくねと蛇行させて溜まった汚水を排水させると

どこからともなく、トンボやチョウが寄ってくる姿は、まさに「ナウシカ」。


風(空気)と水を流し、再生させるポイントを「点穴」と呼ぶシーンでは、

ツボだ!大地にもツボが!!と、鍼灸師として大興奮(笑)


「傷を治すのは自己治癒力、患者である生命体(大地)を信用する」

「呼吸と血管 土を掘り風を通すのは地球規模の循環をもたらす」


あぁ、日々淡々と自然と向き合う人のみが体得、体現できる世界観と宇宙観。

私が毎日向き合う「身体」という生命体の奥の宇宙観と同じなのだ、と、震えました。


大きな画面で見たいと思っていたところ、

9/15(金)19:00~ ルネこだいら中ホールで自主上映会があるとのこと!!

上映後、探検家 関野吉晴氏のアフタートークつきで 前売り800円、当日1000円。

平日夜ですが、お近くの方はぜひ!!

ごくお近くの方、前売り券はたくさんお預かりしていますので、お声かけください。

そのほかにも、夏休みの間に観たかった映画をはしごし、

美術展に行き、読みたかった本を読み・・・

心身ともにしっかり栄養補給しました!

不思議と今自分が欲しているような一文や色、音、声に出会えるものですね。

休むって大事だ、とひしひしと感じた夏休みでした。

ということで、無理はやめて、メルマガも7月8月合併号とさせて頂きました(^^;


まだまだ暑さは続きますが、ここから先の残暑に向けては

①冷たいものは控えて温かいものも摂る

②シャワーばかりでなく湯船に浸かる

③週に1回は動いて自ら汗を出す

④タンパク質を多めに!

⑤寝冷えしないよう長いズボンをはく、お腹を冷やさない


で乗り越えていきましょう!!


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