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世界子どもの日によせて

さぁ、師走!

なんとなく気が焦りますが、1年の締めくくり、

丁寧に過ごしたいものです。


さて、先日、11/20は「世界子どもの日」でした。

1959年に「児童の権利に関する宣言」が、

30年後の1989年、今から30年前に

より詳しい「子どもの権利条約」が国連にて採択されました。


人種や国籍、文化、時代背景を問わず、

すべての人間が人間として尊重され、

障がいや経済状況などどんな理由であれ、差別されてはならない。

意見を表す権利、表現の自由、生きる権利、育つ権利を持ち、

「その子どもにとって最もよいこと」を第一に。


子どももまた、同様に一人の人間として尊重されるべきで、

大人が子どもを好き勝手に扱ってよいわけでは絶対にない。


過去30年間の子どもの権利の進歩について、ユニセフ報告書は次のように述べています。

「世界の5歳未満の死亡率は約60%低下し、

学校に通ってない小学生の割合も18%から8%に減少しました。

子どもたちはより長く、より良く、より健康に生きることができるようになりました。

しかし、最も貧しく、最も弱い立場に置かれた子どもが直面する不平等は拡大し続けています。


保健、栄養、教育の問題に加えて、

今日の子どもたちは気候変動、ネット上の虐待、ネットいじめなどの新たな脅威と闘わなければなりません」


1978年 ドイツ書店協会平和賞受賞式にて、

私も大好きなスウェーデンの児童文学作家 アストリッド・リンドグレーンさんは

「暴力は絶対だめ!」と子どもへの暴力・虐待防止を訴えました。


「愛情いっぱいに育てられ、親を愛している子どもは、

自分のまわりの人すべてに対する愛情深い接し方を親から学び、

これを終生持ち続けます」

彼女のスピーチは力強く、ハッとさせられ、そして励まされます。

岩波書店 アストリッド・リンドグレーン著 石井登志子訳

「暴力は絶対だめ!」

また、元参院議員で作家、

アニメ「じゃりン子チエ」の声も務めた中山千夏さんによる

小中学生向けに人権の大切さを語る「主人公はきみだ」(出版ワークス)もあります。


「子どもも大人も自由でいい」

「権利(ライト)は、人間が生まれながらにそなえている正しさ、人間としてあたりまえのこと」

武蔵野市が属する杉並児童相談所では、2019.4-8月の間に

約1000件の通報があり、うち9割が該当せずだったものの

1割は虐待案件だったとの情報を得ました。

1割=100件。

決して少なくない数です。

「あなたは大事なんだよ」の思いを込めて、 患者さんに自宅でのセルフケアをお伝えしています。 「自分のまわりの人すべてに対する愛情深い接し方を親から学び、 これを終生持ち続け」られるように。 12/3(火)三鷹産業プラザで出店するママフェスは 児童虐待防止のオレンジリボン共催。 一人でも多くのお子さんと保護者の方が笑顔になりますように・・・ https://andmamaco.com/festa/73

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