早いもので6月末日!
今日は夏越(なごし)の祓い、大祓いが行われる日。
新しい年を迎えるために心身を清める「大晦日の年越しの祓」に対し、
半年間の心と体の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈るのが「夏越の祓」。
人の形に切った白い紙「人形(ひとがた)」に穢れを託し息を吹きかけ、
茅の輪(ちのわ)をくぐる。
2年前小児はり学会の試験を受けに大阪に行った際、
医薬の神様「神農さん」と呼び親しまれている「少彦名神社」を訪れたのですが、
折よく、この夏越の祓いの時期だったのです。
医薬業に従事する方や病気平癒を願う沢山の方が、
早朝から人形を手に、茅の輪くぐりに列をなしていました。
この茅(ちがや)、イネ科の植物で先が矛のようにとがっているため、
悪邪を追い払うと考えられ、茅の輪くぐりとなったようです。
職場やご自宅に近い神社で大きな輪っかを見られたことありませんか?
6月末日を過ぎても「茅の輪」は置かれているはずなので、
半年間のモヤモヤを祓い、明日からまたスッキリと過ごすべく、
ぜひお近くの神社に夏越の祓いに出向かれてみてください。
さて、モヤモヤといえば・・・
6年生の次女が学校の図書館で借りてきた
NHK出版「モヤモヤそうだんクリニック」がとてもおもしろかったので
今日は本のご紹介です。
思わずニヤッとしたり、ほっこり頬がゆるんでしまう
絵本作家ヨシタケシンスケさんと脳科学者池谷裕二さんの対談。
小学校3-6年生256人分の「モヤモヤのかたまり」に対して回答していくのですが、
この「モヤモヤのかたまり」、なかなか深い。
そして、その回答がまた秀逸。
娘は爆笑しつつも、時々頷いたりもして、真剣に読み進めていました。
頭がよくなる薬はありますか?
簡単に覚える方法はありますか?
ゲームがやめられない!どうしたらいいですか?
どうしたらあんまり緊張しませんか?
どうしたら自分に自信が持てますか? たまに死にたいって思うのはどうしてですか? 心って人間のどこにあるんですか? ぼくのやる気スイッチはどこにあるんでしょう?
などなど・・・
そう!それ、私も思う!笑
個人としても親としても聞きたい!
・・・と、気づけば自分も娘と同じように爆笑しながらハマっていました。
内容を書くわけにはいきませんが、
ヨシタケシンスケさんの書かれた「おわりに」より一部抜粋 してみます。
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池谷先生の話を聞くまでは「脳が全てを決めている」と言うイメージがありましたが、「体の状態が脳のあり方を決めている」時がたくさんあるんですね。
今、大人になって思うのは、自分が子供の頃感じていた「どうしてだろう」と言う疑問や「なんだか変だなと言う気持ち」は、結構正しかった。
「うまく説明できないけれど、何か思っちゃった気持ち」や「モヤモヤ感じること」は、多分君の脳や君の体が「君の心より先に」感じたことなのです。
だから、君の感じるモヤモヤは、君の「脳と体と心」が一緒に生きていくときに、
とても大きな手がかりになるはずなのです。
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「体の状態が脳の在り方を決めている」はハリを打っていると感じます。 体が少しでもラクになると気持ちまで軽くなる! 逆に体が鈍っていると、↑で書かれているような 「心より先に感じるモヤモヤ」すら鈍くなる気がします。 でも、「心より先に感じるモヤモヤ」って、 実は自分を守るための大事な直感。 その声に耳を傾けて、今年も今日まで半年間がんばってきたなー、と 自分をねぎらってあげましょう。 そして、お風呂にしっかり浸かり、 とてつもなく蒸し暑くて不快なベタベタも 半年間の疲れも一緒に洗い流し、 明日からまたサッパリと頑張りましょう!
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