鍼灸室 らくみ 福里真希

2020年1月15日2 分

暦とからだ

昨日は1/15 小正月でした。

旧暦(陰暦)では、1/1(=新月)から2週間後に迎える

初めての満月を小正月(元宵節)としてお祝いします。

満月にちなんで、色々な種類の餡が入った丸いお団子スープを食べ、

一家団欒を楽しみ、

丸い欠けることのない形に、1年の安定安寧を願います。

日本でも「どんど焼き」「左義長」で神札やお飾りを焚き上げ、

残り火で丸いまゆ玉と呼ばれるお団子を焼いたりしますね。

小豆粥を食べるのが一般的と言われますが、

我が家では鏡開きの後のお鏡餅をぜんざいにして食べます^^

丸いお月様に願いを託すのはアジア共通のようですが、

太陽暦に月は関係ないので、昨晩・今晩は満月ではありません(^^;

補足しますと、1年=365日は、地球が太陽の周りをめぐる周期で、

日本では明治6年(1873年)から今の太陽暦カレンダーを使っています。

それまでは、新月→満月→新月を1ヶ月とする「太陰暦」を使っていました。

太陰暦は29-30日でひと月なので、太陽暦とは年末になると大分ズレます。

それでも、今でも「暦の上では」と、旧暦を意識した表現を使いますね。

この「暦の上では」は意外と侮れず、

ホメオスタシスが働く進化した高等動物といえども、

人間の体も自然の一部、季節や暦(天体)の影響を受けるものです。

毎年この時期に鼻水がひどくなる、とか、

ぎっくり腰をやるのはいつも年末だ、とか、

何かしらある方は、手帳に症状を記入して、体調カレンダーをつくりましょう。

冷えから来るのか、湿気からくるのか、ストレスか、

はたまた飛来する花粉やPM2.5、光化学スモッグから来るのか・・・

見えてくるものがあれば、手立ても立てられます。

また、太陽や月の動きから自分をとらえるという点では、

星占いを味方につける、というのもあります。

洋の東西を問わず、占星術は全ての学問の基礎でした。

東洋医学も起源をさかのぼれば、易経にたどり着きます。

西洋占星術になりますが、この記事を読みながら

私はいつも、体と天体とのつながりや不思議さを感じて

素直にがんばろうと思えます。

お時間のある方、目を通して見られてくださいね。

https://ameblo.jp/moonriver68/


 
もうひとつ、せんねん灸サイトにも、
 
「冷え暦12か月」というタイトルで冷え対策のコーナーができました。
 
https://www.sennenq.co.jp/
 

 
こちらも是非ご活用ください^^

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