鍼灸室 らくみ 福里真希

2017年8月30日3 分

ものもらい特効ツボ!

随分と涼しい9月スタート、新学期スタートとなりました。

ご存知、関東大震災の起こった9月1日、東京は防災の日として、

子どもたちの引き取り訓練が行われます。

地震に限らず、猛烈な雨に雷・・・

最近は「自然災害は隣り合わせ」を実感する場面が多いように思います。

いざという時の備えは絶対に必要ですね。

防災グッズの中に歯ブラシを、と数年前から伝えられていますが、

湯たんぽやお灸も加えてあげてください。

寒い時に限らず、不安な時、温かさは神経の興奮を抑えてくれます。

自律神経が乱れると、不要な痛みが現れてきますから、

ちょっとしたケアグッズとして湯たんぽやお灸は最適です。

前回お伝えしたお互いのマッサージもよいですね。

不安な時は「手当て」に限ります。

緊張したり、不安になると、人は自然に手と手をとるもの。

こんな時も「オキシトシン」はしっかり分泌され、働いてくれるのです。

さて、今回は、「こんな時にはこのツボ」シリーズより「ものもらい」編をお伝えします。

今週月曜日の朝、珍しく長女が目が痛いと言い出しました。

パッと見たところ、充血も腫れも目ヤニもありません。

学童に行く時間が迫っていたので、ひとまずものもらいの特効ツボ

痛い目と同じ側の人差し指にある、「澤田流二間(じかん)」と

合谷(ごうこく)にせんねん灸をして行かせました。

不思議と「二間」は熱いと言いません。

そうなのです、同じようにお灸をすえても、悪いところは熱く感じないのです。

熱く感じるまで、同じ「二間」に続けてもうひとつすえました。

さぁ夕方帰宅後、「やはりまだ痛い。変な感じがする」。

外見は朝と同じく何の変化もありません。

が、瞼をめくってみると・・・ぷっくり見事に腫れ上がったできものが!

これは痛いね~!再び同じポイントにお灸(せんねん灸)。

朝同様、2つすえました。肘の先の曲池(きょくち)というツボも増やします。

明日の朝、夕方でかなり良くなるはずだからね、とその日はそれだけ。

翌朝、「どう?」「うーん、昨日よりゴロゴロしないけど、まだ変」

確かに赤みはひいていますが、腫れはまだあります。

前の晩と同じところにお灸。

今度は一つ目で熱い!

よし!これは治ってきている証拠だな~

そして、2日目帰宅、玄関開けるなり、「もう痛くないよー!」

手を丁寧に洗わせて消毒して瞼をめくってみると・・・

うん!よし!プツ、と小さな点はあるものの、赤みもなく、腫れもなく、

ほぼ元通り。

念のため、もう一度お灸をしたら、翌朝はきれいすっきり!!

人差し指にお灸をすればものもらいが治る、って、すごくないですか?!

ものものらい(麦粒腫)へのお灸は、私の診た中では

今のところ100%、完治もしくは改善、という驚異の効果!!

とにかくよく効きます。

不思議なのがお灸でないとダメなのです。

でも、お灸でないとダメ、ということは、

自分でもできる、ということ!

ぜひ、「澤田流二間」で調べてみて頂き、市販しているせんねん灸を

すえてみてください。

お灸を熱く感じる頃から、不思議や不思議、目がすぅ~っとしてきます。

熱さを我慢する必要はありません。

逆に、上述の通り、熱く感じなければ、熱く感じるまでやり、すぐ外して大丈夫です。

こればかりはだれでもできます。

発見された昭和のお灸名人、澤田先生に本当に感服です!

もし効かない場合は、ツボの位置が間違っていますので、

そんな時はご連絡くださいね。

ということで、今月はものもらいの特効ツボ、でした。

来月はどうしてこのツボが効いたのか、少し触れてみたいと思います。

<<お知らせ>>

今月9/8(金) 9:30~11:00

三鷹市の認可保育園 上連雀保育園

(三鷹市上連雀 5-1-27) にて

「親子でできる こんな時にはこのツボ!」を担当いたします。

ツボに限らず、東洋医学的な体の診方や

ケアの仕方、育児相談なども行いますので、

お近くの方はぜひご参加ください。

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