猛暑日が2週間近くも続いていたとは思えないほど
涼しい日が続き、秋の長雨の走りか、お空はどんよりしっとり。
まだ毛穴が開いた夏モードの体では、
放熱しやすく、思わずブルっ。
患者さんの中でも、咳をしているお子さんがチラリホラリ、
台風が近づくとぜんそくの発作が出るお子さんも。
お腹と足元を保温して、ビタミンCを補給して、
しっかり睡眠時間を確保して、悪化しないよう気をつけましょう。
さて、先月は意外と多い夏の便秘対策として、 下記10点を挙げました。
① 便の核となる不溶性食物繊維(いも類、ごぼうなど)と
かさ増しして出やすくする水溶性食物繊維
(海藻類、きのこ類、葉物野菜、果物)を多く摂る
② 納豆・漬物など植物系乳酸菌とヨーグルトなどの動物系乳酸菌、
発酵食品を積極的に摂り、腸内での善玉菌を増やす
③ 朝一番に冷たい水分を摂って腸を刺激し、朝食も食べる
④ 規則正しい生活
⑤ 軽い運動や体操
⑥ 早起きしてリラックスできる時間的余裕をもつ
⑦ ねぎ系(長ネギ、たまねぎ、にんにくなど)、かぼちゃ・芋類、
こんにゃく海藻類など、自分はこれを食べると出やすい! という食品を知っておく
⑧ うんちカレンダーをつける
⑨ お腹のマッサージをする
⑩ お腹と手首の神門というツボにお灸
今回は⑤⑨⑩について具体的にお伝えします。
「の」の字を書くと良いと言われるお腹のマッサージは、
右下 →右上 → 左上 → 左下 の順に
ぐっぐっぐっと押し込みます。
腰骨(右)のぐりぐりの内側に手のひらの根元部分を当て、
グッグッグっと沈み込ませるように圧す
→そのまま圧しながら上へ
→おへその高さで左に移動
→そのまま圧しながら下へ
→腰骨(左)のぐりぐりの内側を手根でぐっぐっと
→そのまま横へ(おへその真下まで)圧しながら移動
これを朝起きて冷たいお水を1杯飲んだ後にすると効果的!
もしくは、寝る前に、お布団で圧してから寝ると、
翌朝スッキリします。
寝て行う時には、両膝を立てて、
お腹の筋肉を緩めた状態で行うと、やりやすく気持ちよいです。
さらにもうひとつ、
立って左右腰骨のぐりぐりの内側に指を差し込みながら
その場で腿を高く上げて足踏み!
圧すだけでなく、運動を加えることで、
腸により大きな刺激を送ります。
さらに上半身を左右にひねるのも効果的ですが
体がまだ起きていない朝イチやろうとすると、フラつきます(^^;)
あるいは、足を前後に開く「ランジ」の形をとり、
膝を曲げ伸ばししながら上下に揺れるのも効果的です。
これは朝から代謝をあげて、頭をシャッキリさせるのに良いですね。
そしてもうひとつ、「(沢田流)神門(しんもん)」へのお灸。
手のひら側、小指から手首にスーッと降りてきて、
手首のしわの端っこ、圧すと凹むところです。
ここは便秘の特効穴。
ツーンと熱く感じるまで、お灸をしてみてください。
ちなみに、せんねん灸の正しいすえ方は以下の通りです。
お灸のすえ方やツボの取り方をしっかり知りたいなぁという方は、
10月よりJR中央線くにたちNHK学園でも講座がスタートしますし、
3名以上であれば出張講座も承ります!
涼しくなるこれからの季節、お灸が気持ちよく感じますよ~
ぜひお試しください!テスト
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