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執筆者の写真鍼灸室 らくみ 福里真希

春のツボ

東京は桜が満開です!

私の大好きな黄色いレンギョウの花も色鮮やかに咲き乱れ、

こぶしの白、桜や桃の薄ピンク、レンギョウの黄色、木蓮の紫・・・

外に出る度に、ほぅ~っと幸せなため息が漏れます。

でも!一方で春は困った季節。

花粉に、気温乱高下に、乾燥、気圧の変化。

結果、鼻づまり、鼻水、頭重・頭痛、めまい、肌の荒れ、不安焦燥感、

お子さんでは注意散漫など、たくさんのヘルプコールが寄せられます。


それは、超高等動物とは言え、人間も動物の一種として

他の植物や動物同様、自然の影響を受けているから。


枯れ枝のようになっている茶色い枝から、

ある日突如緑の若芽がにょきっと顔を出したり、

つぼみがふくらんだかと思うと、花が咲くんですよ!

しかも一斉に!


考えてみたら不思議じゃないです?

気温や気圧が・・・と説明がつくのでしょうが、

目に見えない刺激に確実に反応する、

「内側からぶわっと外に向けて発散するエネルギー」のすごさったら!

春のエネルギー値を測る機器があればいいのに!と思うくらいです。


空気でも水でも、温かいものは上昇する性質がある、

というのは科学的に周知の事実ですから、

温かくなる春の自然界は、外へ上へ広がるエネルギーで溢れています。


春先になると爪の伸びが早くて、爪切りの回数増えませんか?

実際、ネイリストさん方によると、春は冬よりも来店のスパンが短くなるそうです。

人間の体も確実に「春」に反応しています。


爪はケラチンというたんぱく質の一種。

タンパク質は血液によって運ばれてきます。

ということは、血流が影響を受けているということ。


爪が早く伸びるなら問題ないのですが、悪影響を起こすと上記のような症状になります。

体の中でも温かい空気や水分は上に上に、上がりやすい=のぼせやぼーっ、ソワソワ。

春先の陽気に誘われてうっかりしていたら、足元は意外と冷えていたりします。


やたら眠い、という話もよく聞きます。

鍼灸でスッキリ、もできますが、眠い時は寝てください(笑)

体は睡眠中にしか、身体のメンテナンスや調整ができません。

たっぷりしっかり眠って、春の乱高下する気候季節を乗り切りましょう!


春のツボとしておススメなのは、

私が勝手に足の合谷と名付けている「太衝(たいしょう)」

そして、足裏「湧泉(ゆうせん)」花粉症には手の「合谷(ごうこく)」も。

お灸をお持ちの方はお灸を、お持ちでない方はお風呂で思い切り圧しましょう。

調子の悪い方は圧すと痛いはずです。

この3つは思い切り圧しても問題ないので、しっかり圧して響かせましょう。


さぁ、明日は新元号の発表ですね!!

絶対ないでしょうが、国も人も健やかでありますように、と

「健」なんてつけてほしいです(笑)

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