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~ 重いお布団&隅っこ寝で快眠?!~

サッカーワールドカップ盛り上がっていますね!

普段サッカーを見ない次女も、わ--!えぇ~?!など百面相で試合運びを見守っています。

しかし、あのスピードで動きながら、敵味方22人の動きを瞬時に捉え、

自分の位置、相手の位置、ボールの位置、速度角度を計算してプレーするなんて

一体脳の中はどうなっているの~?!と、改めてそのすごさに感服。


そして、センサーが埋めこまれたボールによる「オフサイド判定の自動化」にもビックリ!!

確かにどのスポーツも イン/アウト判定や 着順判定 土俵際判定など

映像判定が加わってはいますが、一段飛び越えて行った感があります(@ o @)


さて、先月お届けした「学校に行けない子増えてます」は、

「私もあの時期体調を崩していた」「実はうちの子も」

「学校に来られない人が具体的にそんな風に苦しんでいたとは・・・!」と多くの反響を頂きました。


人様には迷惑をかけないように、と他を意識し同じであろうとする日本ですが、

インドでは「人間は生きているだけで迷惑をかける存在なのだから、

ありがとう、よろしくねと助けてもらえばいい、頼ればいい。

そしてその分まただれかを助けたり、役に立てればいい」と聞きます。

根本にある「今の自分はそのままでよい、だから相手も尊重するんだ」と

肯定する「みんな違ってみんないい」考え方が日本でも浸透すると良いなと思います。


さて、先月の内容にもサッカーにも関係するのですが、

私が主にお子さんの治療をする際に尋ねることのひとつに

「赤ちゃんの頃、ぐるぐる巻き(お雛巻き)にするとよく眠りましたか?」の質問があります。


赤ちゃんは狭いお母さんのおなかの中で手足を縮めて丸まり、心地よく過ごしています。

羊水に浮いて、と言いますが、浮いているというより適度な圧迫を受けています。

産道を通る際にも、何時間にも渡り全身に圧迫を受けることで、自分の皮膚を通して

触覚刺激や筋肉・関節の位置を知る「深部感覚」「固有感覚」と呼ばれる感覚を鍛えています。

聞きなれない言葉ですが、例えば、コップに飲み物を注ぐ場合、

私たちは手にかかる飲み物の重さを判断し、どのくらいの力で持てばいいか、

持つためにはどのくらいの角度で手首や肘、手指を曲げればいいのか、

上手に注ぐためにはどのくらいの力を入れればちょうどよく傾くのか、

などを瞬時に判断しています。

こうしてキーボードを叩く際にも、PCが壊れない適度な力はどのくらいなのか、

知らず知らずのうちに調整しています。


関節や筋肉の伸び縮み具合を判断したり、重さを感じたりするのが

「固有感覚」とか「深部感覚」と呼ばれるもので、

その刺激を受け取る力が弱かったり、脳神経が育っていないと、

落ち着きがなく多動傾向になったり、力加減が分からないために暴力的な振る舞いとなったりします。


「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」は分かりやすいため、

視力や聴こえが悪ければ、早期に見つけて治療しやすいですが、

これらの感覚は知られていない上に、判断する基準も明確ではありません。

が、未発達だと日常生活に影響を及ぼす、大変重要な感覚です。


幼少期より中途覚醒、いびき、歯ぎしりといった睡眠障害のある患者さんより

興味深い、嬉しい報告が届きました。

「チェーンブランケットという重りの入ったお布団を試したら

全て止んでぐっすり眠れた。

睡眠の質が上がったら、昼間の癇癪も減ってニコニコ学校でも元気なんです!!」


この方も赤ちゃんの頃はぐるぐる巻きにする=圧迫がある=固有感覚が刺激されている

方がよく眠れるタイプだったのです。

以前から重りの入ったベストを着用すると気持ちや行動が落ち着きますよ、

とお話していたのですが、お布団があろうとは私も知りませんでした!!

ちなみにこんなものです。


他にも、心理的ストレスでおしっこが出せなくなってしまったお子さんや

(膀胱がいっぱいになる感覚を感じとりにくい&尿道を広げる筋肉のコントロールがうまくいかない)

同様にストレスがかかると排便の際にパニックになってしまうお子さん

(同じく直腸などの内臓感覚過敏を起こす)

など、私たちが気づかない感覚の違和感で苦しんでいる方は

大人も子どもも、意外と多いのです。


「感覚統合」と呼ばれる脳の発達について、分かりやすい記事がありましたので

ご紹介して、まとめとさせていただきますね。

では、今年も残すところあとひと月!!

ストレスがかかりすぎると、本日お伝えしたような感覚はバグります。

明日でいいか~と時に自分を甘やかし、誰かを頼り、

気持ち良く今年を締めくくりましょう。

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