毎日暑い・・・朝から暑い・・・夜も暑い・・・
40℃予報に、暑いですね~という挨拶しか出てこない毎日ですが、
オリンピックの熱さは嬉しい!!
夜一息ついてからのスケボー応援は楽しかった!!
何年も何年もひたすら練習してきて、結果は本当に一瞬。
その一瞬への集中力、年齢も背景も大きく違う選手同士の励ましあいと讃えあい、
笑顔、仲間感がすごくいいなぁと、
失敗しても笑顔がとても爽やかで楽しげで、スケボー愛が溢れていて・・・
もっと見たかった!
前回3年前の東京大会でハマった脱力系かつ攻めた解説も楽しみの一つでした(笑)
さて、オリンピックに湧く今回、タイムリーに患者さんから
「運動脳」という本をお借りしました。
運動しなさいって本でしょ、この暑い中無理、運動するな、って警告出てるし。
そうなのですが、この夏のひと月をクーラーの下で過ごすだけでは
明らかに不調になります。
既に不調の方、多いです。
「運動」を「脳の成長」という視点でとらえたこの本、
「運動によって脳は物理的に変えられる。
脳を操作しているのは自分であって、脳が私たちを操作しているのではない」
人口1000万人のスウエーデンで67万部売れたというのですから、
現地の人たちの危機意識の高さを感じます。
運動をするとストレスホルモンのコルチゾルが減る
これは想像がつきます。
が、
体をよく動かすと、記憶を司る「海馬」で新しい細胞が生まれる
子どもの能力を伸ばしたいなら机に向かって勉強するより、
体育の時間を増やしなさい、体を活発に動かしなさい
心拍数UP = 学力UP
というのは相当嬉しい驚くべきデータです!
脳トレアプリやクロスワードでは頭はよくならない、認知症もよくならない
単にゲームやクロスワードのスキルがあがるだけ
と辛辣に言い切れるのは、それだけ運動と脳に関連するデータを積んでいるから。
体育の授業が週に2回のクラスと 毎日体育の授業があるクラスでは
算数、国語、英語の成績に明らかな差がついた、
とか
心肺機能・筋力・敏捷性の高い子は学業でも得点が高い、
子どもに限らず、25歳以上の人はすべからく1年で脳は0.5%縮む、
こと海馬は1年で1%縮むのに対し、
週に3回 40分間早足で歩いた人たちは委縮するどころか、2%大きく成長していた
というのですから、人間死ぬまで歩かないとですね!
記憶や思考力だけでなく、感情・情緒の安定にも運動は必須。
運動することでストレスホルモンを減らし、不安障害や不機嫌に対応できる。
自発的に行動する、計画を立てる、注意力を制御することができる。
抗うつ剤ゾロフトを服用して回復した人と運動で回復した人との数は同じ、
驚くべきは服薬では再発38%に対し、運動では再発率はわずか8%。
対症療法ではなく、根治につながる。
・・・と書籍ではこれでもか、と運動のすごさを畳みかけてきます。
貸してくださった患者さんは運動歴はない方だったのですが、
とても笑顔が明るく雰囲気も軽く、はつらつとした印象に変化なさったのが
とても印象的でした。
人って変われるんだ!そういうきっかけに気付いて動くことができたら、
とジーンと嬉しくなりました。
暑い暑い毎日ですが、工夫してぜひ体を動かしましょう。
歩きましょう。心拍を上げましょう。
その価値は、あります!
うまく汗をかければ、だるさも抜けます。
ただし、疲れるほどに運動するのは逆効果。
何事もバランスを保って。陰=休む、陽=動く。
まだまだ猛暑は続きますが、オリンピアンに力をもらいながら
地道に私たちも成長しましょう!!
「日々あらゆる面で私は、私たちは、どんどん良くなる」
感謝と祈りを込めて
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