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執筆者の写真鍼灸室 らくみ 福里真希

東洋医学ってナニ?

長かった夏休みもやっと終わり!

「夏休み最後にもう一度書いてみない?

今度はテーマがあって東洋医学なんだけど」と

味をしめた母が長女に打診してみたところ、

「東洋医学ってナニ?」

・・・盲点でした。

足三里に曲池、合谷、内関、太衝などなど

ツボの名前と場所、効果は覚えているのに、

肝心の「東洋医学」は知らなかったとは!

「今食べてるものが今日の元気になって、

 明日の体になるんだからね」

「子どもは寝るのも仕事!早く寝るよ!

 体が治る修理の時間減るぞー。頭も悪くなるぞー」

「朝涼しい風吹くから、今日は腹巻して寝ようか」

日々の生活では気を付けてはいるものの、

それが東洋医学と結びついてはいなかったようです。

はてさて、一体、「東洋医学」ってなんでしょう?

西洋医学 / 東洋医学

手術する / しない

化学薬品 / 動植物原料の天然生薬(しょうやく)

動物実験 / 人体経験

対社会 / 対個人・カスタマイズ

部分的・分析的 / 全体的・総合的

科学的・理論的 / 哲学的・経験的

羅列してなんとなーく見えてくるものがあるでしょうか?

子どもたちは 手術する/しない は分かっても、

化学薬品/天然生薬 の時点で、はや意味不明(^^;

「昔はね、お薬を作る工場も材料もなかった。

 お腹が痛くなったらこの草をすりつぶして、とか、

 虫に刺されたらこの草の汁を塗って、とか、

 温めた石をお腹に乗せたら腹痛が治った、というふうに、

 文字もない時代から生きるために治療法を見つけてきたの。

 それが受け継がれて今もある。

 3千年も、4千年も、ずーっとずーっと前からそうやって、

 2千年前には今のツボはもう見つかっていたんだよ!

 すごいよね!!!

 (熱が入って、天然生薬の話から完全にずれてます・・・)

  どうして効くか分からないから、星空見ながら考えて考えて。


 ちょっと関係ないけど、  昔は今よりもっといっぱいいっぱい星が見えたからね、  星の並び方や月・太陽の動き方を見て、  この星が出ている時は、東に行くと病気になります、とか、  色々アドバイスする人もいたんだよ。    あの星が西に出ている日に生まれた人はお腹が弱い、  そんな人はこのツボを圧すといい、とか。   どうして効くか分からないのは嫌だし困るから、  星を見るプロや王様の召使たちも、みんなで集まって教科書を作った。  でもそれを説明するのは大分むずかしいなぁ(^^;」 と、結局、東洋医学ってナニ?を説明することはおろか、 とっちらかった話になったのでした・・・ 次話すまでに、しっかり準備しておかねば! でも、身体と星がつながってるなんて面白いなぁと思ってくれれば、 自分の体は世界の中の一つなんだと、 長い長い先人の歴史の上に今自分がいるんだ、と 漠然とでも、自分を大事に思ってくれるといいなぁと思います。 ということで、毎月1日、みなさんにも順を追ってお伝えしていきます!

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