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執筆者の写真鍼灸室 らくみ 福里真希

夏バテ⇔秋バテ対策

暑さ寒さも彼岸まで、の言葉通り、先週末のお彼岸は涼しくなり、彼岸花が咲き・・・

自然のリズムはすごいものだと思っていたのもつかの間、

また暑さがぶり返し・・・なかなかこたえますね。

暑さもですが、ジメジメ湿気が早くとれてほしい~!!

コロナにインフル、アデノ、溶連菌、と感染症が大流行しているのも、

高温多湿⇔急な気温降下による影響?・・と思っていたところ、

わかりやすい記事を見つけたのでシェアします。


9/9(土)日経新聞 元気の処方箋より一部抜粋


秋バテには2種類ある

①夏バテがそのまま秋バテに移行してしまうケース  夏バテから改善するエネルギーがないくらい消耗している虚弱体質の人に起きる


②何とか夏は乗り切ったものの、秋になってバテてしまうケース

 寒暖差や気圧変化など秋への変化にエネルギーを使い果たして起きる


秋は移動性の高気圧と低気圧が交互に来る。 気圧が下がると空気中の酸素分圧が低下し、低酸素でも過ごせるよう自律神経がリラックスモード、

つまり副交感神経優位にスイッチしようとする。


気圧のセンサーは耳にもあり、これも副交感神経を優位にする。

体力があれば日中は交感神経にスイッチできるが、体力がないとそうはいかない。

季節は過ごしやすくなったのに、バテ症状が出てしまう。

根本的な秋バテ対策は体力アップ。

冷え対策をするなど体力を温存・維持しつつ、

軽い運動で少しずつ負荷をかけていくことが秋バテを克服するコツである。

努力は必ず実を結び健康増進につながる。


以上、一部引用終わり。


「低気圧が近づくと内耳がむくむ→めまいや頭痛などの不調」

と理解していたけれど、酸素分圧の低下で副交感神経にスイッチとは知らなかった!!


これまたちょうど数年前の本を引っ張り出して自律神経に関する「ポリヴェーガル理論」を読み、

「交感神経⇔副交感神経の穏やかな揺らぎを練習して手に入れる」方法を考えていたところ!!


練習して、がポイント。

自律神経は自分では制御できない神経だけれど、練習や訓練である程度制御できるようになる。


運動、呼吸法、腎臓の上やおへそに手を当てる、首を温める、ゆっくり動くものを見る・・・など

具体的な方法はいろいろあれど、一番大事なのは 自分がどういう状況なのかを知ること。


お酒や恋人や友達や他者に依存したくなっているのは新しい仕事への不安が強くなっているからだわ、とか

最近イライラするのは 子育てから実は逃げたいんだ、時間がほしい・・・と気づくとか。

まずは不安やイライラ、体の疲れのタネを、なぜだろう、どこから来てるのだろう、と

自分で意識すること。

それが自律神経のゆらぎを最小幅にとどめる「自己調整」の一歩。

原因や理由、解決方法を他者に求める「他己調整」では絶対に解決しません。


くわしくは 浅井咲子著 「安心のタネ」の育て方 や 「今ここ」神経エクササイズ

を読んで頂くこととして(図書館にもあるはず)、


①暑さ寒さ両方に対応できる服装やお風呂での保温

②冷蔵庫から出した冷たい飲み物はそろそろ卒業

③もちろんお灸!笑

④よく寝る

⑤運動!! 特におすすめは何かにぶら下がっているつもりで脇を伸ばして!

⑥ポジティブにあきらめる

で自分を調整してみましょう。自分の機嫌は自分でとる!


今日は中秋の名月。関東は晴れ。お月様、見えるかな?

満月に自分の心のさまを話すもよし、

誓いを立てるもよし、

ありがとう、と伝えるもよし。

一緒に月を愛でましょう〇

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