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すねを擦りあげ、耳の後ろを揉んでみて

執筆者の写真: 鍼灸室 らくみ 福里真希鍼灸室 らくみ 福里真希

1月は往ぬ 2月は逃げる 3月は去る

・・・の通り、あっという間に2月も最終日。

明日から3月!

今日はググっと気温も上がり、

我が家の近所では、満開の梅の傍らで

早咲きの桜が 時が来た!とばかりに咲き始めました。


発芽や開花するエネルギーってものすごい。

ある日、いきなり芽が出る!花開く。

「----------------------ぽんっ!!!!」


ポップコーンが弾ける時に、フライパンから熱エネルギーが送り込まれるように、

芽吹きの春には、膨大な陽エネルギーが、地上から空中から湧き上がり、

私たちを包みます。


春めくのは気持ち的には嬉しいし、身体もラクだけれど、

陰エネルギーに支配されている身体には、強烈な春の陽エネルギーは実はキツイ・・・


「寒邪」を吹き飛ばしてくれる「春風」も強すぎると「風邪」となり、

陽気とともに体内をぶぅーん!と駆け抜ける!

と・・・

あたまに昇ってめまいがしたり、顔や口にブツブツができたり、頭痛がしたり。

加えて、花粉が風に乗って飛んで体に入ると、ますます厄介!!


こんな時は同じ春グループの「肝経」「胆経」の流れを良くするとスッキリします。


「肝経」は足の甲、人差し指と親指の間を上がって→すねの骨の内側を通り→鼡径部→陰部→下腹部→肋骨→喉の辺り・・・と流れます。

すねの骨の内側をさすりあげてみてください。

やたらと痛いところないですか??

足の甲の人差し指と親指の間をゆっくり圧してみてください。

痛いところ見つかりませんか? ←太衝ツボ

 

お風呂や寝る前に痛い部分を圧して、さすって、肝経を流し、

春を迎える準備をしましょう!


「胆経」は耳の周りから身体の真横→ズボンの横の折り目に沿って降りていく長~いライン。

側頭部痛やあごの痛み、かみしめ、股関節や膝の外側が痛い、なんてことがあれば、

胆経を流すことで解決します。


耳の後ろやこめかみは圧しやすい場所なので、昼間ちょっとした合間に圧してみましょう。

眼を閉じて、肘をつき、耳の後ろのかたい部分を左右同時に、5秒ずつ少しずつ位置をずらして圧していく。

ほんの5mmずらしただけでも、ズーンと気持ちよく響く場所をみつけたら

そのまま5-10秒圧し続けて気持ち良さを味わいます。

こめかみやあごの周りも同様です。


「目は肝の窓」と言われますから、疲れ目や目の使い過ぎには、

肝経と胆経をセルフマッサージ!


また、肝経&胆経が弱いと決断を下せず、グズグズ、だらだらしていまいます。

なんか頭がモヤモヤしてさっさと動けない、決められない、ダラダラしてしまう、

思った通りにできない、という時も、肝胆セルフマッサージの出番。


気づいたら3月も去ってしまった!とならないように、

伸び行く木々のごとく、春の陽気を伸びやかに体にめぐらせ、しっかり頭を、身体を働かせましょう。


 
 
 

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