鍼灸室 らくみ 福里真希

2022年12月31日3 分

自分のからだに今年もありがとう

クリスマスにもらった「はたらく細胞」シリーズ

(働く細胞white、baby 、black、lady、働く細菌…)を読みふける我が子たち。

私も鍼灸学校時代、解剖学や臨床医学各論を理解するのにブラックジャックなどの漫画に助けられましたが、

こんな教材があったら、もーっと簡単に覚えられた&理解できたのに!

お灸教室を卒業した生徒さんから”もっと学びたい”とのリクエスト頂き、

この秋始まった「東洋医学入門講座」でも教材の一部として活躍しています。

日本のアニメ、優秀です。

高校生物のテスト対策にもバッチリ!なので、是非読んでみてください。

Amazonプライムならアニメもご覧になれます。
 
https://hataraku-saibou.com

さて、先日録画番組の断捨離をしていたら、

NHKの番組で免疫についての情報を発見!

なぜストレスがかかり続けていると免疫力が下がるのか。

首や脇の下、鼡径部など体内各所のリンパ節に病原体が運ばれると、
 
リンパ球はそれがどんな病原体なのか、学習します。
 

 
学習後、血液中に出ていき体内をめぐり(パトロール)、
 
一致する病原体を発見→攻撃→撃退するのです。
 

 
学習するために、リンパ球をある程度リンパ節に留め置くのが交感神経の役割。

なのですが、過活動で緊張が続き、交感神経が高ぶりすぎていると、
 

リンパ球がリンパ節に留まったまま血液中に流れ出ず、

体内をパトロールできず、病原体を発見→攻撃→撃退することができません。

せっかくリンパ球があるのに働けないのです。
 

 
交感神経スイッチがオフになり、副交感神経がオンになると
 
リンパ節からの出入りがスムーズになる
 
=免疫力が強いと言われる状態でいられる。
 

 
健康の秘訣として必ず耳にする「自律神経のバランス」が
 
こういうところでも関係していたのです。
 

 
年末年始、無事仕事を収められた方、まだまだお仕事中の方、お正月対応で大忙しの方、
 
どの方も 今年一年働いてくれた体に「ありがとう」と伝えて、
 
少しでもホッと一息つきましょう。
 

自律神経はガチャン!とスイッチを切り換えるのではなく、

ゆらゆらとゆらぎながら、なめらかにギアチェンジできているのが理想。

番組内では、昼寝/ウォーキング/足湯/瞑想/音楽鑑賞など

医学的に分析して免疫力を上げる方法を紹介していましたが、

一番は「好きなことをしている時間」を作ること。

ご自身が幸せであるために、好きなことをしている時間を積極的に作り、

なめらかにギアチェンジしていきましょう。


 
そうそう、BSが見られる方は、コチラの番組も是非。

今年の2月の再放送なのですが、

宗派の異なる個性的な10人のお坊さんが「イライラ」「承認欲求」「生きる意味」「忘れられない過去」…

様々な年代から集められたお悩みに答えて下さるのですが、コレがなかなか面白い!

https://www.nhk.jp/p/ts/YN499WWPNN/
 

 
話す=放す
 
自分の中にこもった重い思いは吐き出してしまいましょう。
 

 
新しい一年が皆さんにとって、穏やかな時間でありますように。
 
本年も一年ありがとうございました^^
 

 
感謝と祈りを込めて

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