鍼灸室 らくみ 福里真希

2019年4月26日3 分

脱!かくれ酸欠

いよいよ10連休初日!(お仕事の方もいらっしゃるかと思いますが・・・)
 
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 
我が家はキャンプに、結婚式に、観劇に、と予定満載。
 
写真も整理して、家の中を片付けて、資料読みたい、
 
なんて思っていたら、10日間なんてあっという間に過ぎてしまいそうです。
 

 
そして・・・連休中こそ体メンテ、心メンテに最適な時!!
 

 
前回春のツボとして「太衝」「湧泉」をお伝えしましたが、
 
私がカルチャーセンターでお灸やツボについてお教えする時には、
 
ストレッチも加えています。
 

 
理由のひとつは、お灸やツボ押しの効果をその場で実感してほしいから。
 
バンザイで上がりにくかった腕や伸びにくかった体側が、
 
曲池と合谷にお灸をすえると、かる~く伸びるようになる。
 
膝裏の委中にすえると、前屈がスイっとできるようになる。
 

 
軽く感じればもっと動かしたくなる。
 
動かせば、楽になる。
 
動かさなければ、確実にサビる、動かなくなる。
 

 
いくらお灸をしていても、じーっとしたままではもったいない!
 
血流がせっかくよくなったのですから、
 
お灸の効果を高めるためにも、お灸後のストレッチ、必須です。
 

 
2019.3/23(土)付けの日経新聞に、ちょうど、よい記事があったので
 
かいつまんでお伝えします。
 

 
階段をのぼると息切れする。仕事でちょっと無理をすると苦しくなる。
 
これらは、日ごろから呼吸が浅くなっているからかもしれない。
 
呼吸が浅いと、O2とCO2を換気する効率が悪くなり、代謝が落ち、
 
各臓器の働きが低下したり、疲れやすくなったりする。
 

 
血流も悪くなり、肩こりやむくみが起こりやすくなる。
 
また、浅い呼吸では、不安やストレスを感じやすくなる。
 

 
スマホ操作時の背中を丸め、肩が前に入り込んだ『スマホ巻き肩』
 
こういった猫背姿勢は、肺を圧迫し、深く息を吸ったり吐いたりできなくなる、
 
いわゆる「隠れ酸欠」を引き起こす。
 

 
浅い呼吸を改善するには、まずは姿勢をよくすること!
 
そのためにもまずは呼吸筋を柔らかくほぐすストレッチをしてみよう。
 

 
胸の前で両手を組み→ゆっくり鼻から吸いながら背中を丸め、腕を伸ばす
 
胸に大きなボールを抱えるイメージで背中を丸めるのがコツ。
 

 
逆に、腰の後ろで手を組み→口からゆっくり吐きながら、腕を下に伸ばす
 
胸を張り、肩甲骨を中央に引き寄せるようにするのがコツ。
 

 
加齢や悪い姿勢によって硬くなる「呼吸筋」。
 
ストレッチでしなやかさを取り戻せば、深くゆったりした呼吸ができるようになり、
 
呼吸が安定すれば、上述の通り、自律神経が整い、全身が整います。
 

 
せっかくの長い連休、スマホから目を離してまずは体をほぐし、
 
心もほぐし、呼吸を整え、気持ちよい姿勢で、
 
充実した時間を過ごしましょう!!!

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