鍼灸室 らくみ 福里真希

2015年12月30日3 分

肺と大腸と皮膚は仲間?!

最終更新: 2020年5月23日

びっくりするほど温かい年末年始、如何お過ごしですか?

12月末なのに都内ではハイビスカスが咲いた、とか?!

確かにいつもはまだ硬い芽のはずの

モクレンやねこやなぎの花芽が、

ふんわり銀白色のモフモフをつけていてびっくり!

寒いのは苦手ですが、それでもピリリと寒さがないと

なんだか落ち着きません。

これが温暖化の影響なのでしょうか・・・

さて、皆さんにとって2015年はどんな一年でしたか?
 
年初の目標や思いは叶いましたか?
 
実現に近づきましたか?
 
私は目標としていた小児はりの患者さんの幅が増え、
 
色々なお子さんを通じて、皮膚の声をはっきり聞くことができました。
 

 
そして、何事もひとつひとつ愚直に積み上げることだと
 
再認識した一年でもありました。
 
自分のやったこと以上に成果は出ない。
 
体と同じ。
 
自分の体は食べたものでできているし、使った分だけ表れる。
 
どんな生活をしているかが、体や頭脳、心の状態に表れる。
 
だからこそ、毎日毎日の当たり前のことを大事にしよう、
 
と再認識できました。
 

 
その上で、未来のことは具体的にカラーでイメージしてみる。
 
ぼんやりでは叶わない。
 
脳科学的に見ても、具体的にカラーでイメージできることは叶う、
 
と言われています。
 
自分の漠然とした思いを、具体的に画や言葉に落とし込む作業を
 
今年も引き続き行っていきます!
 

 
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前3号のテーマ「喘息・呼吸器」
 
何度もお伝えしてきた通り、東洋医学では「肺」「大腸」と関わります。
 

 

 
「肺」は二酸化炭素を含んだ空気を、
 
「大腸」は便を、
 
ともに不要物を体外に排出する機能を持ち、
 
体の水分調整に一役かっており、皮膚の状態を左右します。
 

 
さて、この皮膚、ただの体の境界線だけではない、
 
すごいすごいすごい役割を果たしているのです!
 

 
私たち小児はりの会でもお世話になり、頼りにしている
 
桜美林大学 山口創教授。
 
先生の講演に9月に行って参りました。
 

 
自己評価が低い子・人は実際の自分の皮膚よりも、自分を小さく感じてしまう。
 
ボディピアスやタトゥー、リストカットなどは
 
皮膚を傷つけることで、自分の大きさを確認している作業である、
 

 
とか、
 

 
鬼ごっこや伝言ゲームなど、相手に触れるボディタッチのある遊びを
 
取り入れたら、学級崩壊に近かったクラスが落ち着いた、
 

 
皮膚に触れる=愛情ホルモンオキシトシンを増やすことができる
 

 
などなど、皮膚のもつ潜在的な力について具体的にお話くださいました。
 

 
この内容については、とても1回では終わらないので、
 
次回以降にお伝えするとして、
 
2016年、私のテーマはこの「小児はりと皮膚」に決定!!
 

自分の中での仮説を確信に導けるように、
 
さらに多くのお子さん・患者さんと関わって行きます。
 
カルチャースクールのお灸教室でも、その効果に驚かされていますが、
 
こちらも合わせて皮膚が全身状態をどう表しているか、に注目して
 
お灸の効果をさらに高める方法を見つけていきます。
 

 
毎月650名以上の小児にはりをする、大阪の先生に少しでも近づくべく、
 
小児はりという方法でお母さんや子どもたちを笑顔にできる!と信じ、
 
夢を具体的にカラーでイメージしながら、進みます p (^ ^) q
 

 
少しでも感動や熱い思いが伝わるように、
 
引き続きらくみ通信でお届けしていきますので、
 
今年もお付き合いのほど、よろしくお願いします。
 

 
では、みなさんにとって2016年が心身ともに
 
充実した一年になりますように、
 
心よりお祈り・応援の気持ちを込めて・・・
 
ともに我晴りましょう!!

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